ウナギの季節にまた偽装ですか!

水産物輸入販売会社「魚秀(うおひで)」(大阪市)と水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市)による中国産ウナギの産地偽装事件で、農林水産省の立ち入り調査直前の6月10日、魚秀の中谷彰宏社長(44)らが徳島市内で開いた会合で、魚秀の非常勤役員を兼務する高知県南国市の水産物加工販売会社役員が「東京の人に全部やったことにしてもらおう」などと、偽装の隠蔽(いんぺい)工作を具体的に提案していたことが4日、関係者の話でわかった(産経新聞)。

僕自身は、うなぎが大好物で毎年、この時期には、うなぎのブログ記事をよく書いていました(「日本の夏は、やはり”うなぎ”」)。

あと個人的にも、約10年前まで、商社に勤務していまして、まあ、食料部門だったんで、当時から「浜松産うなぎ」は、実は、輸入したうなぎを浜松湖で1週間とか1ヶ月とか泳がしてから、浜松産うなぎとして売るんだ、っていううわさを聞いたことがあります。

まあ、事の真偽は別として、おそらく業界全体として、悪しき風習もあるのではないかと思います。

その一方で、中国産品のひどさも体験的に知っているだけに、国民の健康に直接関係する食品偽装は、ぜったい許されるべきではないですね。

中国産品といえば、僕の場合、食料カーゴのハッチの中に、前の航海で石炭を積んでいて、クリーニングが不十分なために、コンタミ(石炭の食糧原料への混入)問題を起こして、船の荷役を止めたってことに遭遇しました(苦笑)。中国製品は、当時、安全に関する意識が非常に低かったのです。まあ石炭と食糧を混入させるなんて、日本人の意識からすれば、相当に酷い問題だったんですが...

その当時、僕にとっては、中国人(メインランド)のビジネス・パフォーマンスはストレスの源でした(笑)。このときも、徹夜で荷役を監視したり、荷役を止めたり、船を追い出したり、保険求償問題や他の船との差し違いなんかで、とんでもない目に遭いましたけど。

日本は、先進国なのだから、この種の偽装問題を野放しにしてはなりません。国民の健康に直接関わることだけに、これと似たような問題は、表面化する前に、業界自らが是正すべきでしょう。

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