総理大臣のドタ・キャン〜日本のお坊ちゃん宰相の弱さ。

PR--------------------------------------------------------------------------------
セーブ・ザ・チルドレンは南アジア大洪水に被災した子どもたちを支援します

                                                                                                                                                                  • -

総理大臣のドタ・キャンに、国会だけでなく、日本全国が大騒動です。

まあ、降参した人に石を投げるようなことは、あまりやらないほうがいいとは思いますが、それだけ責任の重い地位ですよね、日本国の内閣総理大臣というポストは。

僕なりに感じるのは、日本の坊ちゃん宰相の弱さですね。この点、同じお坊ちゃんでも、ブッシュ大統領は違います。この人は、安倍さんと比べれば、はるかにタフです。

ジョージ・ブッシュ氏は、エール大学からハーバード大のビジネス・スクールを卒業しました。まわりから馬鹿呼ばわりされながらも、きちんと修行を勤め上げます。その後、自ら石油ビジネスに乗り出すも、上手くいかずに、40歳を前にしてアルコール中毒で更生施設に入ります。その後、ビジネスを立て直し、テキサス州知事から大統領にまで上り詰めるのです。インチキくさい大統領選にも勝ち残り、9.11やアフガン戦争、イラク戦争を指導します。戦争指導後、特にイラク戦争後は、人気がなくて、米国中から総バッシングを受けていますが、しぶとく政権運営をしています。

こうした、”しぶとさと強さ”は、出自によらず、アメリカ大統領に共通する資質です。そうでなければ、超大国の指導者は務まりません。弱さを見せたら、自国のみならず世界の安定性を損なうからです。

この点、安倍首相は、典型的な日本のお坊ちゃんでした。政治家になったのも、閣僚入りしたのも、ましては、総理大臣になったのも、参議院選挙で大敗しながらも、居座われたのも、その出自のおかげでした。その結果が、内閣総理大臣の職責を放り出すという愚です。

もちろん彼なりの苦労は理解できます。健康問題もあったのでしょう。しかし、そんなこと指導者となるべきひとならば、だれしも経験することで言い訳にはなりません。歴代首相の中には、在任中にお亡くなりになられた方もいらっしゃいます。今回の騒動で、自民党には、彼を批判する資格はありません。

小泉さんにあって、安倍さんにもっとも欠けたもの、それは、戦略に基づいた”強さ”でした。次の総理になる人には、今後の難局を乗り切る”強さ”が望まれると思います。

<少しはお役に立てたら、今日も、よろしくお願いいたします。> 
<こちらのランキングの参加もはじめました、よろしくお願いいたします。>