イラク中部ドゥジャイルのイスラム教シーア派住民148人を殺害した「人道に対する罪」で死刑が確定していた同国元大統領サダム・フセイン(69)に対し、絞首刑による死刑が30日午前6時(日本時間同日正午)ごろ執行されました(読売新聞)。

イラクフセイン前大統領は、犯罪者として自国民の手によって絞首刑に処されました。多くの独裁者に共通する、悲しき最後ですね。また時を同じくして、一方の戦争当事国・アメリカでも、フォード前大統領の国葬が執り行われます。2006年の最後を飾る世界ニュースです。

こうした為政者たちのパフォーマンスの影で、いまだに多くの命が失われ続けています。ただむなしさだけを感じますね。

イラク戦争自体が不条理であるだけに、その敗戦国の指導者の処刑の適法性とか裁判の正当性を論じてもあまり意味を感じません。フセイン氏の功罪は、イラク国民によって歴史の中で評価されるべきものでしょう。

2007年がより平和であることを祈るばかりです。

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