仕事にかまけて、最近ブログの更新から遠のいておりました。

相変わらず子供たちや教師の自殺事件(朝日新聞)が続いていて、悲しいです。

そんな中、読売新聞に「子供とうつ」という連載記事を見つけました(Yomiuri Online)。

僕は、以前、学校側にシステムとして、いじめを相談したり申告したりできる場を提供する必要があると書きました

最近さらに思うのは、いじめに悩む生徒だけでなく、いじめをする側の生徒や教師などの側にも、こころの問題がある場合が多いと思うのです。

そうした状況を改善するためには、僕は、学校とか学区に心理カウンセラーを常駐させ、深刻な場合には、精神面での医学治療を施す必要もあるのではないかと考えるのです。

私自身、アメリカの大学院に在籍していた時分、学校側は、生徒の過度なストレスに対応すべく心理カウンセリングを熱心に告知していました。心理面だけでなく、学業、進路からファイナンスまで、さまざまなカウンセリング・サービスの機会が与えれて、助かりました。

実際、当時は、最初の学期で僕自身、成績不良問題を抱え、ノイローゼ状態で(?)、カリキュラム・カウンセリングを受けました。言葉の壁はあるにせよ、随分と僕の話に耳を傾けてくれ、救われた経験があります。教授陣もオープンドアの時間が定められ、学業面で相談に乗ってくれます。非常に良いシステムだと思いました。

問題を抱えていると、当事者は、なかなか見方を変えることができず、苦しみます。また特に日本人は、そんな状況を表にさらけ出すことにためらいを持ちます。ところが、経験豊富な専門家のアドバイスを受けると、だいぶ楽になると思うのです。明らかに現在の日本の教育システムは、こういったカウンセリング・システムが不十分です。

また、いままで3人の精神的に問題を抱えている高校生の家庭教師をしたこともあります。一人は、完全な統合失調症で、定期的に専門医に通っていました。また他の二人は、躁鬱傾向と不眠に悩んでおり、定期的に通院しながら、カウンセリングを受けていました。精神状態も体調と同じで日や季節によって様々です。状態の悪いときには薬を飲むなどして、素人目にも、随分コントロールできていました。

安倍内閣は、教育基本法の改正を今国会の重要課題としていますが、愛国心をどうするかという問題以前に、教育の質的改善に目を向けるべきだと思います。

日本の教育界は、アメリカの優れた教育システムに学ぶべき点は、まだ多いと思いますよ。やっぱり、学校で自殺が繰り返される教育や社会は異常です。なんとかこの歪みを訂正する必要があります。

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