北朝鮮中央通信が地下核実験の実施を発表しました(朝日新聞・読売新聞)。

日本政府は、事実関係の確認・分析中とのことですが、各国政府は北朝鮮震源とする人口地震波を検知した旨を発表しました。

北朝鮮は、外国人拉致、偽ドル、麻薬ときて、ついに核ミサイルの保有まで、デモンストレーションを進めてきました。

NHK放送の中で、軍事評論家・江畑氏によるとM3程度の地震波から判断して10kt(広島型15kt)程度の核実験であり、実験としての成功程度は不確かだと評していました。

いずれにせよ北朝鮮は、現在、経済制裁を受ける状況にあり、これから冬をむかえ、さらに中国と韓国が核実験に対して日本と共同歩調を表明している中にあります。

国家として、各国とのいままでの条約や共同声明を一切無視することにもなります。北朝鮮軍部がかなりの権力を拡大しているのでしょうか。北朝鮮国民は、現在の世界情勢を知らされていない状況にあり、軍部が突っ走る第二次大戦時の日本帝国の様相ですね。

北朝鮮が核保有外交を推し進めれば、アジアの軍事・安全保障のバランスは崩れます。

日本の再軍備化、集団的自衛権の拡大解釈、憲法改正に影響を及ぼすでしょう。北朝鮮による拉致問題解決も吹っ飛んでしまいます。韓国・中国・ロシアはそれぞれ国境を接しているだけに、軍備や外交圧力をさらに強化するでしょう。ただ地下資源などの利権が絡まないため、現在のアメリカ政府が、空爆などの、より積極的な介入を取るかは疑問ですが…。

この事件が、60年以上続いている日本の戦後平和の終止符につながることはなんとしても避けなければなりませんよね。

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