2006年7月から日経225miniという株式指数取引がスタートしました(イー・トレード証券)。

これで、多くの個人投資家が少額の証拠金で、株価指数先物取引にチャレンジできるようになります。いままで、先物取引は、取引単位が大きい上に、ちょっと専門的なイメージで、個人投資家には敷居が高いものでした。でも、この日経225miniは、取引単位(取引証拠金)も手頃で、いろいろと学習や取引経験を積むことが出来ます。少額からスタートして、自分にも出来そうだと判断した上で、より本格的な先物取引オプション取引にステップ・アップすればいいですよね。

対象となる日経平均株価は、日本を代表する225社の株価の平均と考えてかまいません。日本を代表する企業株価なわけですから、日本の景気が上向くと考え、株を買う人が増えれば、日経平均は上がり、悪化すると予想して売る人が多ければ、下がるわけです。

通常の個別株式取引と一番大きい違いは、レバレッジ効果と売り買いの両方が可能である点だと思います。レバレッジ効果(てこの原理)とは、少額の証拠金を担保により大きな額の取引を行うことができることいいます。これは、資金効率が高い分、少額で、より大きなリターン(儲け)を狙うことが出来る反面、損もまた大きくなる可能性があります。従って、証拠金の管理をきちんとしなければ、思わぬ追証(追加証拠金)を求められるか、強制決済をされ、大損をするのです。この点が、一般的には先物取引がリスクの高い金融商品と考えられている大きな理由でしょう。

その反面、信用取引貸株料金利を取られることなしに売りのポジションを取ることが出来る点は、大きな魅力です。これは、相場が下げ局面に入ったときに威力を発揮します。売りポジションを取れば、相場が下がれば、下がるほど利益が出るからです。

日経225先物取引 基本と実践”とうい書籍は、先物取引を学ぶ上で、非常に参考になりました。基本的には、日経先物miniは、証拠金や限月が小型になるだけなので、先物取引の解説書がそのまま通じるのです。おすすめです。

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