アメリカ合衆国は、多様性を認めているのでしょうか?アメリカは、自分たちの信じる自由や民主主義をイスラム世界に強いているように私には、見えます。

一方、イスラム教は、異なる宗教との共存に努力しているのでしょうか?イスラム教は、民主主義というものを否定しているように私には感じます。

私は、9月11日にNHKクローズアップ現代で放映された、アメリカの子供にマシンガンを試し打ちさせる米軍兵士の姿にショックを受けました。これでは、アルカイーダやアフリカのゲリラの姿と変わらないではありませんか?

国際社会は多様なのが、当たり前だと思います。その違いを互いに認めることからはじめなければなりません。

お互い自分の立場のみを主張するだけでは、どちらかが滅びるまで、武力やテロで殺し合うしかその主張を貫くことが出来なくなります。

グローバリズムという名の1極化をもう一度見直すべきです。日本は、幸い狂信的な宗教はありません。我々は、柔軟な国民です。アメリカとは友人ですし、イスラム世界とも良好な関係を維持している希有な国家です。

私は、日本こそがこの対立の橋渡しできる可能性を秘めていると信じています。

黒澤明監督作品に「羅生門」という名作があります。同じ日本人ですら、立場や状況によって、ある事実に対する認識は異なるのです。例え過去に許し難い事があったとしても、歩み寄らねば、問題はいつまでも解決しません。

今、アメリカ政府とテロ組織は、同じ立場に立とうとしています。片方は、「自由」という名で、もう片方は「神」という名で…

平和を望むすべての人々が、自らを正していかねばなりません。そうした、声がアメリカ国内から、少しづつ上がり広がってきているのが、この国の健全性を示していると考えます。

今、同時テロから5年という歳月を経て、対話の時が来ているのではないでしょうか。

(REUTERSより)

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